お知らせ


全国学力テスト

運動会のシーズンですね。

 

今日は台風一過の秋晴れです。

 

教室の窓から見える赤城山がとてもきれいです。

 

雨も困りますが、今日みたいに強すぎる日差しも大人にはつらいものです(^_^;)

 

なにはともあれ、ケガなく元気に楽しんでくださいね!

 

 

 

9月30日に今年の全国学力・学習状況調査の結果が公表されました。

 

ご覧になりましたか?

 

「うちの子はまだ幼児だから関係ないわ」と思われた方もいらっしゃると思いますが、

 

実は幼児の保護者さまにこそ知っておいてほしい内容です。

 

 

 

というのも、今の学校教育、そしてこれからの学校教育は2020年の大学入試改革に向けて大きく変わってきているからです。

 

 

それは私たちが知っているこれまでの学校教育とはアプローチも評価方法も異なります。

 

 

 

 

今はAI(人工知能)がわずか10分で難病の診断を下し、治療法まで提言する時代です。

 

 

知識や暗記を第一とした時代は終わり、子どもたちはそれらを活用し新たな価値を創造しなくては

 

いけない時代を生きていくのです。

 

 

 

 

だからこそ、これからの子どもたちには

 

 

 

思考力・判断力・表現力

 

 

 

が問われます。

 

 

 

 

 

全国学力・学習状況調査は全国の小6と中3を対象に、国語と算数(数学)の知識と活用力を見るテ

 

ストです。

 

 

 

 

 

群馬県は例年、小学6年時には全国平均をやや下回るものの、中3時には全国平均を上回って全

 

国的に見ても高い学力水準まで伸びるのですが、今年の結果も同様でした。

 

だからといって、安心してばかりはいられません。

 

課題は明確です。

 

 

 

 

その課題とは

 

 

 

 

ズバリ!

 

 

 

 

「書く力」!!!

 

 

 

 

文章を書くということはすなわち考えることです。

 

 

 

考えたことを書き出す

 

 

さらに考えて次の一行を書く

 

 

考えて書いて、考えて書いて、また考える

 

 

 

というように、書く力は思考力そのものなのです。

 

 

 

 

余談になりますが、今年の夏は「読書感想文の書き方テンプレート」について賛否

 

両論がありました。

 

でも、どうでしょう?

 

基本の『型』を教えることもなく「『自由に』『思った通りに』書きなさい」などと言われても、ほとんどの

 

子どもには難しいですよね

 

 

 

茶道や武道・芸能などで使う言葉に「守破離」という言葉があります。

 

基本の型を習得して初めてアレンジを加えたり、オリジナリティを出せるということです。

 

 

 

読書感想文が自分の心で感じたことや頭の中で考えたことを書くものであるなら、まず考え方の

 

手順、つまり『型』を示してあげるべきだと私は思いました。

 

 

 

 

 

繰り返しになりますが、 書く力は考える力です。

 

考える力は4、5歳から育っていきます。

 

しかし、何もしないで独りでに身に付くものではありません。

 

 

考えることを楽しいと思える環境を作っていきましょう。

 

お子さんが

 

「ジュウオウジャーになりたい!」

 

と言ったら、

 

「じゃあ、どうやったらジュウオウジャーになれるかな?一緒に考えてみよう!!」

 

と、さまざまな意見を引き出して、同調してあげてください。

 

くれぐれも

 

「そんなのでなれるわけないじゃない」

 

などとは言わないように笑

 

 

 

知識や記憶は考えの源ですが、経験に裏打ちされない知識はあやふやになりがちなので、できる

 

だけ実体験を積ませるようにしましょう。

 

 

 

言葉数の多さも書く力、考える力に関係します。

 

名詞はもちろんですが、子どもたちがよく使う「うれしかった」「楽しかった」のような抽象的な言い方

 

ではなく

 

「そういう時は『○○○』って言うんだよ」

 

と具体的に教えてあげるといいですね。

 

 

 

思考力は小学生や中学生になってから、勉強で身につけるものではありません。

 

答えが合っていても間違っていても考えること自体を楽しめる子にするか、それとも脳が拒否して考

 

える前にあきらめてしまう子にするかは、思考力が育ち始める幼児期にことを発しているのですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





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